第一章 開催

2/6
前へ
/127ページ
次へ
秋風が涼しくなったある日 町の住民たちの 待ち望んだ日が終に 来たのである そして突如上空に 何発もの花火が上がり 開催の合図を告げる・・ その音に飛び起きる天子 「姉さん、あるんだね今日!!」 嬉しそうに彩に問う天子 其処には重箱に料理を 用意している彩の姿があった。 そう・・今日は町民 総出で行なう大運動会の 日なのである。 「ふふ・・嬉しそうね天」 「うん、皆が集まっての 一大大会だよ、嬉しくって」 そうこうしている内に 二口女の美羅が戸を叩く 「彩、起きてる、もう 皆準備はで来てるのよ 早く出てらっしゃいっ!!」 「はーいっ!!今行きまーす 天、準備はいいわね。」 「うん、バッチリっ!!」 天子は頭に赤色の鉢巻をし 現代でいう白の 体操服のような格好にて 長屋を出た 外に出ると、町人から 妖怪、幽霊・・長屋に 住んでいる人達がそこにいた 「遅いぞ天ちゃんっ!」 「彩さーん 待ってましたよーっ!」 そして一向は会場である 白虎城に向かった・・ 会場に着くと居るわ居るわ ・・普段は見れないような 妖怪から、幽霊まで様々である 皆其々に頭に 赤、白、黄、青の 鉢巻を巻いている・・ どうやら妖怪は属性町民は住んでる地区に よって分かれているようだ
/127ページ

最初のコメントを投稿しよう!

20人が本棚に入れています
本棚に追加