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「うーっ!?むーっ!?」
美羅は必死で誘惑に
堪えながら、のたうちまわる
さながら、その姿は
他の人から見れば
滑稽極まりない
美羅のその姿を見て
突如、彩は何を思ったのか
食事中の砂紗を呼ぶ
「んあ?なんだ、彩?どした?」
握り飯を頬張る砂紗に
彩は耳打ちする
「ふぅん・・成る程
そいつは面白そうだ!」
彩と砂紗は食べ物を持ち
美羅へと近付く
「美羅、どした?モグモグ・・
端から見るとムシャムシャ・・
なかなか面白いぞ・・ゴックン!?」
「そうよ美羅・・ムシャムシャ
ほ~ら、美味しいわよ~
パクパク・・」
二人はわざと美羅に見える様に
目の前で、美味しそうに
食べはじめた
その様子にだんだん額に
💢が浮かび上がる美羅
「あんた達ー!苦しんでる
アタシの眼前で食べるとは
良い度胸じゃない!
砂紗、彩!そこに直れ!
切り捨ててくれる!!」
美羅は突如木刀を持つと
二人に切り掛かった
「いけね、やり過ぎたか?」
「砂紗、逃げるわよ!」
「はいよ、了解!」
砂紗と綾は食べ物を持ち
踵を返し逃げ出した
「待てや!コルァー!!」
鬼神のごとき表情で
二人を追い回す美羅・・
あれ?デジャヴ?
しかし、食べてないせいか
数メートル追い回した辺りで
バタッと倒れた
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