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夏樹「葵、どうした?暗いぞ?」
あたしは、何も言えずに落ち込みだけ。
夏樹は周りを確認してから、優しい声を出す。
夏樹「平古場のことか…。まぁ、辛いよな。」
小さく頷く。
夏樹「あの金髪ダンス馬鹿…。葵に連絡くらいよこせっての。」
凛は、はっきり言って忙しい。
あちこち飛び回ってる。
付いていけばよかったな…。
夏樹「葵、泣くなよ?自分で決めたんだろ?」
葵「分かってる…。」
あたしが自分で決めた。
あの日、凛の手をとらずに自分の夢を貫くと。
夏樹「あ、葵。オーナーが呼んでた。いきな。」
兄貴が…。
何だろう…。
そう思いながら、兄貴の執務室に向かった。
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