動き出した運命

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私は、ただただ悲しくて、ずっとハムの前で泣いていた。 泣きながらハムの事を考えていたら、1つの結論が出た。 「ハム、なんで死んじゃったの……?誰が悪いの?悪いのは私だよね。ハムが死んじゃったのって、私のせいだよね。私がちゃんとハムの事を探し回って、病院に連れていってあげられてれば、ハムは助かっていたよね。ごめんね、ハム。私のせいで……。」 私はハムの前で泣き崩れた。 ハムの前で泣いている私に、おばあちゃんが、 「今日は学校なんだから支度してきな。ハムの事はちゃんと埋めてきてあげるから………。」 私は、静かに頷きながら、最後にハムの名前を呼んで頭を撫でてから、ハムの前から去った。 気分がかなり乗らなかったが、とりあえず学校に行った。 いつも迎えに来てくれている友達にハムが死んでしまった事を話した。 その日は友達のお陰で、ちゃんと笑えていたかは分からないけど、笑う事が出来た。
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