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「ただいま」
靴を脱ぎ捨てふと靴箱の上を見ると郵便が置いてあった。
「手紙?誰からだろう…」
そう思い開封しようとしたが家族の誰宛か書かれていなかったのでリビングの机の上に置き自分の部屋に上がった。
「さて、今日はバイトがないから何しようか…」
普段俺は学校が終わると近くの喫茶店のバイトでウェイターをやっている。
時々客として同じ学校の奴が来るが女の子には興味はない。
「弥生~。この手紙誰から?」
姉の里沙が部屋に入って来るなり訪ねる。
「さぁ?リビングに置いておけば?」
俺はベッドに横になりながら姉の質問に冷たく答える。
姉は用件が済むと自分の部屋に戻り陽気なジャズを聞き始めた。
「少し寝よう…」
前日はテストの為に夜中まで勉強に励んでいたので少し眠い…。
なのですぐに寝てしまった。
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