出会いは唐突…そして

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「なんですか?」 「初めて見る子ね、何の種類なの?私はアメリカンショートヘアのリリアよ」 「僕はユキです」 「そうユキっていうの、ここは初めてよね。友達を紹介するわ」 そう言うと何匹かの猫を連れてきていた。 どの猫も気品たっぷりの綺麗な猫たちで…少し羨ましい。 「あんたがユキっていうんだ、俺はオシキャットのリトア」 「あたしはラグドールのハピー」 「こんにちは」 ひと通りの挨拶を終えて、リリアが再度同じ質問をしてきた。 「それで、あなたは何の種類なの?」 種類? 種類って…自分が何なのかってこと? 僕は… 「僕は…」   ネコです 周りの猫たちはキョトンとしていた。 僕、何か変なこと言った?  
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