第1章 他人なんか、もう信じない

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第1章 他人なんか、もう信じない

 世の中は欺瞞に満ちている。誰も信用できたもんじゃない。 良い人ぶっていても、所詮偽善さ。前の飼い主のように。 金があれば、余裕が生まれる。人に援助できるのも、金に余裕があるからだ。 人間なんて、笑顔の下は何を考えているか分かったもんじゃねえ。  例えば、地面に片方の膝をつき、パンチラ全開で、唇でチッチと音を出し、指を左右に振っている女子高校生も、可愛い笑顔の下には、黒い物が流れてやがるに違いない。 パンツの色と同じようにニャ。
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