第2章 目指す先

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キャッチボールなど、基本的なウ ォーミングアップを済ました。 そして打撃練習、ノック、ゲーム 練習など実践的な練習を終わらせ た時には、陽は落ちていた。 トンボやブラシでグランドを均し て、麻生の前に集合した。 「まあ、普通の練習だな。これは 三回戦負けは納得だな。もう秋季 大会までは時間がないから練習メ ニューは変えんが、強くなりたい なら、ビシバシいくぞ。分かった な!」 『はい!!』 練習の帰り道、八王子と一関と二 本松、三次の二年生4人組は駅前 の小さな中華料理屋“大三元”に 寄った。店内には大東館の生徒も チラホラ見える。 ここは、大東館の学生が憩いの場 として立ち寄る場所である。
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