突然の別れ

7/10
前へ
/136ページ
次へ
ガチャッ! ドアを開けて勢いよく女の人が入ってきた。 薄ピンク色の服を身にまとい、僕と目を合わせると外へ向かって叫んだ。 「先生!!目を覚ましました!!子の方は大丈夫そうです。」 「それは良かった。親は……残念だったがな…。」 「はい……あの子から聞いた話しによりますと、両親とも子を守るようにして覆い被さっていたらしいです。」 「自らを犠牲にして子を守ったのか…………素晴らしい親子愛……だな。」 「そうですね…………」  
/136ページ

最初のコメントを投稿しよう!

78人が本棚に入れています
本棚に追加