3devil

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     あの後、皆で昼食を頂き、私も美味しく食べた。  ただ頭の中では、魔王様の言葉を思い出していた。  それにあの魔王様の顔……。   “似ているって誰に?  それに何でお母さんの名前聞いたんだろ。何でかなぁ?”     『おい、神楽。心の声が丸聞こえだぞ。皆、笑っている』    呆れたようにリルにそう言われ、私は周りを見渡す。  皆、可笑しそうに笑っている。  カザナも…。隣にいるリルは、少し恥ずかしそうだった。     『…ごめんね?リル。今度からは気をつけるから』          食事も終わり、私はリルと一緒にリルの部屋へと戻った。     『わぁ――――ん。恥ずかしいよぉ!心読まれるなんて今まで体験したことなかったんだもん!素直に考えちゃうよぉ!!』    私は部屋に入るなり、リルのベッドにダイブした。     『神楽?親父に何言われた?』     するとリルは私の髪を掻き上げるように持ち上げ、私の顔を覗く。  そして私の頭を、優しく撫でてくれた。     『後で部屋に二人で来なさいって。昔話をしようって。』      そう言い終えるとともに、私はある事を思い出し、ガバッと起き上がる。   『どうした?』    そんな急な私の行動に、リルはビックリしていた。     『ねぇ!魔王様の声とか聞こえなかったの?』  
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