東西百鬼夜行

ケットシー

イギリス、スコットランドやアイルランド

キャットシーとも
森よりも街などで見掛ける、妖精種としては珍しいタイプである

中型犬ぐらいの大きさがあり、胸に白い斑があるのが特徴。毛色は黒が多いが普通の猫同様様々なものがいる。
人語を話すが普段は普通の猫の振りをして四つ足で歩いており、なかには人に飼われているものもいる。
しかしながら、少々抜けている所があり驚いたりした時に二本足で歩いてしまったりしてよく人間にバレる。

彼らはケットシーの王を中心とした社会を形成し、稀に人間を王国へ招待することもある。

あるケットシーの話
ある男が散歩の途中公園で猫達が集まって「王が死んだらしい」と喋っているのをみかけ大変驚き家に帰って家族に話すと、暖炉の前で寝ていた飼い猫が飛び起き、「それなら次の王はこの僕だ！」と叫んで煙突を登ってどこかへ行って戻らなかった。