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ある日ペレは、魂だけが美しい女性となり、近くの島のフラダンスに現れ、若き首長ロヒアウに恋を仕掛けた。三日後、この地を去らなければならないことを告げたペレは、使者を遣わせることを約束した。 そして、使者に選んだのは、忠実な妹のヒイアカだった。ロヒアウとヒイアカは、ペレとただの人間との結婚に反対する精霊により、帰りが遅れてしまう。ペレは美しい妹を送ったことを後悔し、二人の間を疑い始めた。嫉妬と妄想のため、溶岩を噴き出し、ヒイアカの友人と大事な森を焼いてしまう。 ロヒアウはこの冒険の間にヒイアカに惹かれたが、ヒイアカは姉を欺くことができなかった。しかし、森の惨状を見た時、ついにロヒアウに身を任せる。激怒したペレは、炎で恋人たちを焼き尽した。しかし、ヒイアカはその呪力で身を守り、焼け死んだロヒアウの魂を肉体にもどして、一緒に故郷にかえっていった。
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