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そこには『生徒会執行部雑務』と銘打ってあり、そして細々と色々な仕事が書かれていた。
僕は顔をあげる。
「えーと、君達『補佐部』って知ってる?」
ほさぶ?知らない?
「知ってる。執行部をサポートする事を目的とした団体だろ」
え?知ってるの?
「そう。で、君達には会長直属の様々な仕事、その紙に書いてあるやつとかをやってほしいんだけど」
「俺は別にいいぜ。やることなくて暇だったからな」
なるほど。
まぁ僕もフットサル部に入ってるけど活動は少ない。
「僕もいいよ」
「言ったね」
ニヤリと笑う明星君。なんか黒い危ないものを含んだ笑みだ。
「じゃあ君達には明日の19:00までに学園内にあるある部屋からデータディスクを持って来て会長に手渡してね」
「それは俺……」
「僕達を試すんだね」
「悪いね。これも毎年の恒例行事でさ……」
なんの悪びれもなく言う明星君。
「さて、安全の保証の何もないこのゲームを始めようか」
はい?安全の保証なし?聞いてないよ!!
「いいぜ。やってやろうじゃん」
ちょ遊馬君?
「じゃあゲームスタート!!」
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