始まる非日常

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 えーと。生徒会室生徒会室……っとあった。  職員棟の最上階。そのちょうど真ん中か。  廊下に出ている生徒達をよけて職員棟に向かう。  階段を上り最上階へ。 「あった」  生徒会室のドアの前に立つ。  うー。緊張するなー。  意を決してドアをノックする。 「どぞどぞ~」 「失礼しゃーす」  ガラガラとドアを開けると……ナニコレ?  テレビドラマに出てきそうソファーが向かい合わせに置いてありその間に机が置いてある。  ドラマに出てくる社長室を想像してほしい。 まさにそれだ!! 「とりあえず座ってよ」  少し日に焼けた人が促す。ソファーに座れとのことだ。  学園の白い制服をビシッと着込んだいかにもな人だ。  すでにソファーには一人座ってた。  僕は1.5人分くらいあけて座る。 「えーと」  さっき座るように促した人が僕と隣の人の向かいに座る。 「僕が次期生徒会長の代理を務めさせいただく『明星 誠治(ミョウジョウ セイジ)』です。よろしく。今会長は会議でいないから」  うちの生徒会長は先代の会長が後継者がいればその人に会長を任せてもいいという制度がある。
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