第三話 金の為なら何でもするっていうけど、出来ない場合が多い

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『目を閉じると神山先輩の顔が浮かぶんです』 うっそ~ん……それって霊能力じゃないの? 『冗談半分ですよ』 ……残りは!? 『優しさです』 バファリンかよ!! 「どなたからですか?」 いつの間にか、背後に春魅が立っていた。 「え?友達からだよ」 何で俺はこんな嘘を! その時、最悪……まさに最も悪いタイミングであいつが来てしまった。 「ちょっと!ちゃんと玄関の鍵かけてないと危ないじゃ…ない……」 あかりがリビングの扉を開けた体勢で固まる。 ……神よ、いつか俺があんたの御元に帰った時、絶対ぶん殴ってやる!! 「何で龍鳳院さんがいるの?」 「日野風紀委員長こそ」 『今日野先輩の声がしました』 ……ジーサン、俺の不幸はまだ終わってないみたいだぜ。 どうすればこの事態を収集出来るのか、俺には分からなかった。
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