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次の日
「ふ、ふぁぁ~。」
小鳥のさえずりと、近くの道路の車の走る音でいつも目覚める。
結構うるさいので目覚まし時計いらずだ。
だから、だいたい起きたときに時計は見ない。
だって、いつも同じ時間に決まって起きるから。
「ソーマ~!!いつまで寝てるの?
早く起きなさい!」
母親の声、いつまで寝てるのって、いつもと同じ時間に起きたんだよ~・・・
と、思いつつも時計を見てみる。
「・・・あ、・・・やっば!!!」
時計は7時50分を指していた。
「う、おおおぉぉぉ!!!」
階段を駆け下りる。
「ちょっとぉ!母さん!なんで起こしてくれなかったのさ!」
「起こしたわよー?でも起きなくてね~だからほっといたの~」
「起きてないなら起こしたことにならないでしょ!」
「えー?じゃ~起こそうとしたけど、起きなかった。に訂正♪!」
「訂正♪!・・・じゃないよ!!あーもうとにかく飯いらないから!」
「はいはーい作る気もあるませんよー」
「うぉ!それはそれで酷い!!」
「ほらほら、急がないとハルカちゃん先いっちゃうわよ?」
「先いっちゃうってかもう先いってるし!いつも置いてかれてるからね!」
「あら、そうなの?」
「あ、いや、そうでもないけど・・・・って!!!」
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