交差する世界

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ドアを勢い良く開け、飛び出す。 「行ってきまーtfgyふじこlp@;:!!!!!!!!!!」 学校へ超スピードで駆けて行く、あいにく運動は得意なほうだから家から学校なんて15分あれば着くぜ・・・! 「うぉぉぉぉ!!!!!!」 ドンッ!! 角を曲がろうとしたとき、人にぶつかり、しりもちをついた。 「いってて~」 ぶつかった相手は同い年くらいの少女だった。 ソウマは立ち上がり、手を差し出した。 「大丈夫ですか?」 そういったあと、少女が手を掴み、立ち上がった。 「すみません、急いでたんで・・・」 「い、いえ・・・私もボーっとしてたんで・・・すみません」 少女が頭を下げると、後ろから少女の連れと思われる男が話しかけてきた。 「おい、ユエ、なにしてる。急ぐぞ。」 「あ、はい!兄様」 『ユエ』と、呼ばれた少女は兄らしき人に呼ばれ、立ち上がった。 「すみません、急いでいるんで失礼します!」 「あ、いえ・・・こちらこそ・・・」 兄と呼ばれた男は黒いジャケットに黒いフードまで被ってていかにも『悪そうなやつ』って感じがしていた。 二人が去っていくのをしばらく見続けていた。 「あぁ!いっけね!学校!!忘れてたぁあ!!」 また猛ダッシュするのであった。
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