交差する世界

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一日の授業の半分が終わったことを告げる休み時間。 今日もやってきたのだ、そう!昼休みが! 「あ~やっと昼休みか。」 「ながいねぇ・・・」 「でもまだ2時間のこってるんだよね」 「それを言うな」 昼休みは決まって仲のいい友達と雑談すると決まっている。 いや、必然的にそうなる。 今日もやはり『謎の生命体』について話していた。 そういえば今日は急いでたからニュースみてないな。 話ついていけないかも。 俺にとっては『謎の生命体』より今日の朝会った人達のほうが気になってしかたなかった。 「でさ、やっぱりあれは宇宙人なんだってな!」 一人の男子が言った言葉に驚愕した。 ・・・宇宙人、ほんとかよ・・・。 みんな盛り上がってる。 本当に宇宙人だとしたら、それはそれで怖いんじゃないか? 「でもさ、本当に宇宙人だとしたらヤバいんじゃないの?」 俺が切り出してみた。 「おいおい~格闘王様がなにチキってんだよぉ!」 「そうそう!ソーマならボコれるでしょ!」 「楽勝だろ、楽勝!」 みんなはそう返してきた。 実際目にしたら怖くて足も動かなくなる、恐らく、そうだとおもう。
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