第3章

4/4
前へ
/20ページ
次へ
  白いベッドの上に横たわる 君を見ていると、 僕は、彼女との約束を 思い出した。 『何歳になっても、 手を繋いでいてね。』 『1年後に結婚しようね。』 と言う約束が 頭から離れなくなって しまった。 彼女は、僕一人を置いて 子供と2人で 違う世界へと行ってしまった。 いつまでも君と一緒に暮らせると 思っていたのに その夢は、儚いものだった。 『君のいない世界なんて 考えられないよ… 全て、夢ならいいのに…』と、僕は呟いた。  
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

38人が本棚に入れています
本棚に追加