第6章

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  今日は、彼女の誕生日。 僕は、それを祝うことにした。 ケーキに蝋燭をたてた。 火をつけていくけど はじめはいいのだが 段々悲しくなってくる… あの日のことが頭に浮かんでくる… どうして、君は 僕のことを置いていったんだろう… あの日あの時、 君と出会っていなければよかったのに… でも、出会っていなければ もっと不幸せだったと 思うよ… そんなことを考えても 無駄だと思いながら 蝋燭の火を消した。 『佳奈子、お誕生日おめでとう。』と言った。 これからも、ずっと 側にいてくれよ。  
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