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雪菜ゎそのまま病院に運ばれた。
クラスのやつらもたくさん来てくれた。
何度も神様に雪菜を助けて下さいと願った。
だけど…
雪菜はあの俺に笑いかけた笑顔のまま逝ってしまった。
結局神様なんかいないんだ…
何で雪菜なんだ…
どうしてこんなあっけなく…
もっと伝えたい事もたくさんあったのに…
俺はそのまま泣き崩れて意識を失ってしまった。
気がつくとベッドの上で寝ていた。
横に雪菜の担当だった看護婦さんが立っていた。
看護婦『大丈夫?』
優也『……』
看護婦『これ雪菜ちゃんのベッド片付けてたら出てきたの。』
そう言って俺に白い封筒を渡して来た。
看護婦『宛名書いてないんだけどきっと優也くんへだと思って。雪菜ちゃんいっつも貴方の話ばっかりしてたから。優也は頭良くて、運動出来てかっこいいんだよって…来るのを毎日楽しみにしてたしね。』
看護婦『ぢゃぁ落ち着いたらナースコールしてね。』
そう言って看護婦さんは出ていった。
そう言えば俺が行くときはいつも雪菜起きてたな。
俺は手元に置かれた封筒を開けた。
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