空の○

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旅に出てみた   朝日が昇るとともに   行くあてなどは   何も考えないで   光がとても   ただただ眩しくて   目を細めながら   どこまでも歩いてた   寂しくなって振り返っては   また歩き始めた   空は赤くなってきて   僕の影を伸ばしていく   影が地を伝うように   僕の頬を伝っていく   僕の涙を知ってるのは   正面にあるあの真っ赤な○   居なくなった友に   気付いて探し回った   知らない人に   声かけて探し回った   君に近い声が   何度も聞こえてきて   周り見渡して   また走り出していった   走り出すたび君に段々と   逢いたくなってきて   そんな僕に伸びてきた   どこかで見た一本の影   振り返る君の顔を見て   僕は君に駆け寄っていく   抱き合っている二人を見てるのは   空に浮かぶあの黄色い○   語りながら   二人で歩いていく   帰り道を   思い出しながら   友の大切さかみしめて   歩いてる君と   友の絆が深まったと   確信する僕と   やっと家に着いた時には   辺りはもう明るくなって   真ん前に見えているのは   とても眩しく光ってる○   空の○だけが知っている   二人だけの物語
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