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“俺がやる”
そう言ってから1分。
及川は、金髪野郎の手によって床にのびていた。
「織、今度は俺がお前を守るから。」
そう言って名前も知らない金髪野郎は去って行った。
回りを見ると、何人もの生徒が唖然とした顔でこちらを凝視している。
―――俺も帰ろ。
料理も食いあきたし…。
俺は教室によることなく、自然と空けられた道を歩く。
この時、全校生徒の胸にはしっかりと刻まれた。
―――今年の1年は手におえない。
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