1266人が本棚に入れています
本棚に追加
またしてもシンデレラの血管がキレ、顔には青筋がたっています。
「おい……」
ドスの聞いた低い声でシンデレラがネズミだった馬、馬だった手綱引き、犬だったエスコート役を睨みつけると、彼らはピタリと動くのを止め、シンデレラを見ました。
「てめぇら状況分かってやってんのか??ああ??」
シンデレラがそういうとネズミたちは体をビクッと震わせました。
シンデレラは一人一人の目をじっと見ます。
彼らはシンデレラから目を反らしません。いえ、反らしたくても反らせないのです。
なぜ??ってその瞬間何があるから分からないからですよ。
誰も一言もしゃべらず、ただただ時間のみが過ぎます。
最初のコメントを投稿しよう!