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私の名前はマートン=マクスウェル。士官学校を首席で卒業し、本日付けで宇宙連合軍の中尉になる。今は、晴れて士官学校の卒業試験に合格して、尉官になる候補生の入隊セレモニー(落ちると下士官からだ)の会場にいるのだが………
「アーサー!何故、何故貴様がここにいる!」
「やあ、まーちゃん。なんでって、尉官になるからに決まってるじゃないか」
「貴様があの試験に受かっただと!?それにまーちゃんと言う呼び方はやめろ。仮にも貴様の上官なんだ。ちゃんとマクスウェル中尉と呼んでもらおう」
「それなら僕のこともバルフォア小尉と呼んで下さい、中尉殿」
バルフォアはヘラヘラ笑いながらそう言った。
「あっ、ハーシェル先輩」
マクスウェルはバルフォアから逃げるようにハーシェルに声をかけた
「おお、お前たち2人とも受かったのか。勤務は何処なんだ?」
「私は地上勤務です」
「僕もです」
「そうか。頑張れよ」
そして、セレモニーが始まった。
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