1人が本棚に入れています
本棚に追加
「ったく何だよ!意味分かんねェよ!
――でも今の人、顔もスタイルも申し分なかったなぁ。
変な服とヘンテコな帽子被ってたけど」
狐にはぐらかされた気分だったが、早くアンジェリークに理由を聞くために村に急いだ。
もうアンジェリークと別れてから小一時間は経っていた。
村に辿り着いた時、ムーンはある異変に気付いた。
村の家の明かりは付いているものの、一家団らんの声どころか犬の遠吠えも無かった。
ムーンは嫌な考えが頭をよぎった。
最初のコメントを投稿しよう!