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だから、ご主人様が僕に笑いかけてくれて抱っこしてもらったとき、灰色だった僕の視界も開けて、ぱっと世界に色がついたんだ。
それから僕はご主人様の家に連れていかれ、キレイに身体を洗ってもらった。
水は苦手だけど、泥だらけの身体で家の中にはいられないから、我慢した。
これでも毎日毛づくろいはしていて、身だしなみは気を使うほうだと思っている。
キレイになった僕を、すごく優しい目で見てくれる。
さっきと同じ笑顔で。
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