10/11

73人が本棚に入れています
本棚に追加
/95ページ
夢を見ていたのかもしれない。 目覚めたのは深夜。 草木も眠る静かな時間。 首だけベッドの方に向け、ジッと眼を細める。 規則正しい寝息がして、ご主人様は眠っていた。   そんな長い時間眠っていたのかな?   僕はトッと床に降り立つと、そっとベッドの中に潜り込む。   「ん…シャロン…」   寝言なのか、僕の名前を呟くご主人様。   大好きだよ… ご主人様…   たまらなくなって、ご主人様のくちびるをペロっと舐[ナ]める。
/95ページ

最初のコメントを投稿しよう!

73人が本棚に入れています
本棚に追加