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そうすれば、どこにいるのかわかるかもしれないし。
僕は悪戦苦闘しながら部屋のドアノブを開け、廊下に出る。
いつもはすんなり駆け降りる階段を慎重に歩き、キッチンのドアを開ける。
あまり見たことのないテーブルの上には、ご主人様たちの食べる“食事”というものが並べてあった。
猫缶よりおいしそう…
いい匂いのするそれらに自然に引き寄せられたが、慌てて頭を振った。
今はご主人様を探さなきゃっ!!
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