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いつもの散歩道はこの姿じゃ歩けず、見知った道をひたすら走った。 僕を振り返り、見てくる人々は、みな驚いた顔をしている。   そんなに僕はみんなと違うのか? 異質な存在なのか?   わけもわからずに走り続ける。 不意に感じた足の痛みに、僕は走るのをやめた。 立ち止まって、自分の足を眺める。 そこには、あちこち擦りむいたあとや、切り傷が無数にできていて、赤くなっている。   あ…僕は…   自覚すると痛み出した足。
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