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困っている人なんて、世の中にはたくさんいて、僕よりももっと助けて欲しい人もいるはずで。
だから、その中で僕を選んだことはすごく意味のあることなのかと思った。
だけど、“彼”からはそんなこと関係ないみたいな雰囲気がしてて、たまたま通りかかった場所に僕がいただけという解釈が一番正解なのだろうと、瞬時に感じた。
“彼”にとって僕は“たまたま道に座り込んでいた少年”なのだろう。
僕がどこの誰とかは意味のないことなのかもしれない。
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