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「僕の…名前は、ね。シャ――」
「っあああ!!!今何時だ??」
突然の大きな声にびっくりして、僕は言おうとした事を飲み込んでしまった。
時間のことを言われても、僕には字が読めないから、当然数字もわからない。
あたふたしている貴浩に戸惑う僕。
鞄の中身をぶちまけて、目当てのものを取りだすと、貴浩は「あちゃー」とあからさまにガックリと肩を落とした。
「???」
その行動にを見守るだけしかできない僕は、恐る恐る貴浩の顔をうかがう。
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