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あからさまな拒否なんて、僕には耐えられない。 蒼白になっている僕と、泣きじゃくるご主人さま。 貴浩は交互に僕たちを見ると、長い長いため息を落とす。   「ん~まぁ、落ち着け?二人ともここじゃ目立つから、俺んち行こう?」   そのセリフにハッとして、僕は周りを見渡す。 さいわい“がっこう”は“じゅぎょう“が始まっていて、学生の姿はないが、往来なこともあり、人だかりができ始めている。   こ、こわいっ!!! 
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