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誰もが見向きしなかった僕を抱きしめてくれた。 僕にとって、ご主人さまは天使みたいな人。 大好きな大好きな家族。   「シャロン…私もね!あなたのこと大好き!ずっとずっと大好きだから」   僕たちはまたしっかりと抱き合って、込み上げてくるものに逆らわずに、二人してわんわんと泣いた。 横で様子を静観していた貴浩がポツリと言った。   「こりゃあ…すごいライバルが現れたもんだ」   その表情はとても穏やかで、優しく僕たちを見ている。
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