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キキ―――…
「由美―!!」
「…美、由美!」
「ん~…なぁにぃ」
「いつまで寝てる気!早く起きなさい。学校間に合わなくなるわよ」
時計を見ると、8:15…
遅刻しちゃう!
私は着ていたパジャマを脱ぎ捨て学校に向かった。
「最悪だぁ。今日テストなのにぃ」
私は田中由美。
17歳。
高校二年生。
いつもと変わらない朝。
よく寝坊をする。
だけど変な夢だったなぁ。
急に車の急ブレーキの音。
それから男の人が私の名前叫んでた…
本当に変な夢。
ギリギリ間に合い椅子に座る。
今日は数学と理科かぁ…
「おはよ~由美」
友達のエリカ。
私の大親友。
「おっはよ~☆」
「また寝坊したでしょ~笑)」
「エヘヘ。変な夢見たせいかも笑)」
エリカは優等生。
眼鏡がよく似合う美人系。
私はごく普通の女の子。
「テスト頑張ろうね」
エリカが席に戻る。
先生が来た。
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