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―次の日―
学校に行き、みどりに昨日の事を話した。
「へぇ―そんな事があったんだあ!!
雄大、案外いい奴だね(笑)」
『でしょ?ビックリしたよ!!』
「あの事があったからじゃないの?」
『あぁ―…あれ?』
あの事というのは…
あたしは、初めての彼氏に3股かけられてフラれた事がある。
あの時、泣きじゃくるあたしを見て、兄貴はめちゃくちゃキレていた。
あれから…兄貴は、あたしに彼氏が出来る度に反対していた。
『そうかもしれないね…』
「でも、安心したよ!!
先生と美優は何があっても大丈夫な気がする」
『分かんないけどね!!
でも、いつか…結婚したいな』
「あたしも色々あったけど
洋二となら先の事が考えられそうだよ」
『お互い、幸せになろうね?』
「もちろん☆」
みどり、今まで色々心配かけちゃってごめんね?
あたし…何があっても先生から離れない。
離れられないよ…
"手放すな"って言ってくれた。
だからあたしは、絶対先生を手放したりしないよ
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