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バイト先まで走った。
制服の上から私服を着て、原付きに乗り、急いで家に戻った。
こういう時、 家が遠いのは不便だ。
早く帰りたい
早く一人になりたい
そう思えば思うほど
家が遠く感じる…。
やっと家に着いて、ベッドに倒れ込んだ。
先生と百合子のキスシーンが頭から離れない。
先生が悪いわけじゃないのに
百合子だって…あたし達が付き合ってる事知らないけど…
でも…嫌だよ
どんな顔して先生に逢えばいいんだろう…。
ふと携帯を見ると
色んな人から着信があった。
みどりに洋二先輩。
何故か兄貴からも連絡があり
…先生からも電話があった。
とりあえず、みどりにはメールをした。
《家に居る。心配かけてごめんね?あたしは大丈夫だから》
とメールを打った。
すぐに電話が来た。
あたしは、電話をシカトした。
誰とも話したくなかったから…
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