4/12
前へ
/227ページ
次へ
バイト先まで走った。 制服の上から私服を着て、原付きに乗り、急いで家に戻った。 こういう時、 家が遠いのは不便だ。 早く帰りたい 早く一人になりたい そう思えば思うほど 家が遠く感じる…。 やっと家に着いて、ベッドに倒れ込んだ。 先生と百合子のキスシーンが頭から離れない。 先生が悪いわけじゃないのに 百合子だって…あたし達が付き合ってる事知らないけど… でも…嫌だよ どんな顔して先生に逢えばいいんだろう…。 ふと携帯を見ると 色んな人から着信があった。 みどりに洋二先輩。 何故か兄貴からも連絡があり …先生からも電話があった。 とりあえず、みどりにはメールをした。 《家に居る。心配かけてごめんね?あたしは大丈夫だから》 とメールを打った。 すぐに電話が来た。 あたしは、電話をシカトした。 誰とも話したくなかったから…
/227ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1636人が本棚に入れています
本棚に追加