10

3/9
前へ
/227ページ
次へ
今更、何の話しがあるんだろ… そんな事を考えながら、着替えを終えて、外に出た。 かずくんは、店の前でタバコを吸っていた。 『待たせてごめんね?』 「気にすんな!!いきなり来てごめんな?」 『うん…話しって何?』 「車ん中で話さねぇか?」 『いいよ?』 かずくんの車に乗った。 「…」 『…』 2人とも無言。 こういう雰囲気って苦手…。 「あの…さ…」 先に口を開いたのは、かずくんだった。 『何?』 「いきなり消えた事…怒ってるよな? ごめんな…」 『うん…』 「言い訳に聞こえるかもしんねぇけど…聞いてくれるか?」 『うん…』 2人とも、お互い顔を合わせようとしなかった。 かずくんは、話し始めた。
/227ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1636人が本棚に入れています
本棚に追加