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―次の日―
数学の時間になった。
「美優!!いよいよだねっ☆」
あたしは、みどりにだけ先生に一目惚れした事を話していた。
『緊張する!!』
そんな会話をしていると、教室のドアが開いた。
「うぃ―す!!」
と言いながら、三浦先生が教室に入ってきた。
あたしとみどりの席は、窓側の前から2番目で隣同士。
『みどり、先生だあ!!』
と、小声でそう話し、ガッツポーズをした。
「良かったねっ☆」
みどりもニコニコしている。
「まず俺の自己紹介するから、みんな静かにしてろよ」
命令口調がたまんない!!(笑)
本気で惚れそう…。
「俺の名前は、三浦英二。
歳は23歳。後は…何か聞きたい事ある奴居るか?」
「はいは―い!!」
クラス一のぶりっ子、百合子が手を挙げる。
「え―っと…田中かな?何だ?」
「先生は、彼女とか居るんですかあ?」
甘えた声で、そう先生に聞く。
百合子はきっと、先生を狙っているんだろう…
「彼女は…今は居ない///」
ちょっと照れたような顔をして、そう答える先生。
かっ…可愛い…///
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