5083人が本棚に入れています
本棚に追加
「江戸時代は刀を持った武士が町を歩いている時代だ。だから君に白羽の矢が立ったのだよ」
岩槻は真理亜を見て、ニヤリと笑った。
「射撃と武術が警察一と謳われる八木崎真理亜君にね」
やはり、真理亜の射撃や武術の実力は警視総監にも伝わっていたらしい。
「分かりました」
真理亜には拒否権は無く、拒否する理由も拒否する気も無い。
二つ返事で了承した真理亜に、岩槻は安堵の笑みを洩らした。
「じゃあ、今から大和田君の所へ行ってくれ」
真理亜は一礼すると、科学班の元へ向かった。
最初のコメントを投稿しよう!