序章

2/7
前へ
/50ページ
次へ
あの時… 憧れからあの門を叩いたわけじゃない 当時の僕は14歳で両親なんかいなかったから 孤児院を逃げたし そして風の噂で聞いた炎の大地にたどり着いた そこの王様は変わり者で年齢も性別も身分も出身も問わずに騎士にしてくれる どこの国も戦争に明け暮れていていた時代なのに… だから僕は亡き父がしていた騎士になりたくて炎の大地の城門を叩いた 炎の大地 そこは砂漠に囲まれたオアシスの町 商人が自由に行き交う貿易の町 そしてそこを治める王は最強の僧侶の称号持つ男で世界最強の軍師でもあった
/50ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加