女だらけの水泳部。

部活決め。

「なぁなぁ」

「んぁ？」

突然肩を叩かれ、後ろを振り向く。

するとそこには、両手で頬杖をついた茶色いショートカットの子が。

「あたし、喜多川結城。(ｷﾀｶﾞﾜ ﾕｳｷ)結城でいいよ」

「あ、俺は川崎悠。俺も悠でいいよ」

「ん、よろしく」

結城は、俺の名前を聞くとにっこり微笑んだ。

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