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神様は高橋に言いました。
『おい高橋くん、違うわ、高橋さん、これも違うわ、高橋氏、いやいや、ミスター高橋』
高橋は神様に言いました。
『別に呼び捨てでいいですよ』
神様は言いました。
『じゃあ中をとってドクター高橋にする』
高橋は心の中で思いました。
おれ、医者ちゃうし。
高橋が言いました。
『もうドア閉めてもいいですか?』
神様が言いました。
『今日はドラゴンボールの件で伺ったんですが、ドラゴンボールって信じてますか?これを機会に是非ボール集めてみませんか?』
高橋は黙ってドアを閉めました。
神様の捨て台詞がドアの向こうで聞こえました。
『別に俺かって拝まれるだけで飯食えるんやったらそうしてるはバカ高橋』
高橋は心の中で、なんでそんな悲しいこと言うんやろと思いながら、机の引き出しからデスノートを取り出し、ペンでこう書きました。
神様。夜8時にベジータのギャーリック砲に当たって死亡。
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