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「猫……?」
「まだ信じれて無いにゃ?」
そりゃ簡単には……
「でも、もう猫に戻れないんですにゃ~」
はい?
「う、嘘でしょ!?」
「僕は、ご主人様に嘘言わにゃいのにゃ~」
か、可愛い!!
「ところで、……
何で裸なの?……」
当然な疑問である。
「猫は服着てないから?」
もっともな事を言う猫だ。
「むぅ、生意気」
頬を膨らまして私は言う。
怖くも何ともないが……
「ふ、ふぇぇぇ
ごめんなさい!!
ご主人様~」
猫は泣き出した。
予想外だった。
が、泣き顔を見て……
泣かせたい。
自分がSであると気付いたのであった。
「クス……可愛い」
笑って抱き締めた。
そこでもう一つ、気付く。
私、この子が好きだ。
「気持ちよくしてあげる」
「ふぇ?」
彼女の理性が砕けた。
猫は、言葉の意味を全く理解していない。
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