◆運命の出会い

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俺が必死に頭を下げると 「頭を上げて、保健所には連絡しないから、 でも……、この犬、何に遣られたのか解らないけど、傷が深い……。 せっかく、飼ってくれるって言う君に言うのは酷かもしれないけど、助からないよ………。」 「えっ!?」 助からない? それはこの犬が死ぬってことか? なぜか、1時間前に会ったばかりの犬が《死ぬ》ということに驚くほど動揺している自分がいる……。 体からサーッと血の気が引いていくのがわかる。
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