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フラッと倒れそうになる体を気力で支え、
「先生………、
絶対に助からないんですか!?」
「内臓まで傷ついてるんだ……。
体の中がボロボロで今、生きていることが不思議なぐらいなんだよ。出来ることならこのまま苦しんで死ぬのを待つより、早く楽にしてあげた方がいい……。」
それは安楽死させるって事か?
ダメだ!
絶対にダメだ!
「先生、俺、コイツ家に連れて帰るよ……。」
「でも…………。」
先生は何か言いかけたが、俺の目を見ると、
辛そうに微笑んで、
「車で送ってあげよう。」
「ありがとうございます。」
俺は頭を下げた……。
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