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綺麗だ……………。
目を開けた犬を見た瞬間、思った。
此処は薄汚い路地裏で、犬も血を流してボロボロだったが、
犬の目には光があった。
不思議な色の目を細めて、ヨロヨロと立ち上がり唸り出した。
「グルルルルル」
怪我をして、血を流しながらも目には警戒の色が濃い
これ以上、一歩でも近づけば容赦はしないと。
「大丈夫。
俺はお前を傷付けない。」
自然とまるで人間に話しかけるように言葉がでていた。
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