◆運命の出会い

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綺麗だ……………。 目を開けた犬を見た瞬間、思った。 此処は薄汚い路地裏で、犬も血を流してボロボロだったが、 犬の目には光があった。 不思議な色の目を細めて、ヨロヨロと立ち上がり唸り出した。 「グルルルルル」 怪我をして、血を流しながらも目には警戒の色が濃い これ以上、一歩でも近づけば容赦はしないと。 「大丈夫。 俺はお前を傷付けない。」 自然とまるで人間に話しかけるように言葉がでていた。
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