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数秒が流れる。俺はそっと顔をレナの唇から離し、真っ直ぐにレナを見つめた
するとレナは恥ずかしくなったのか、顔を真っ赤にして俯いてしまった
とてもレナが愛おしい
俺は指でレナの顎をクイッと上げると、再びキスしようと顔を近づけた
がっ、その時…
バシッ!!
「あいたっ!」
俺は頭に平手チョップを喰らった
「いいい、いくら恋人同士になったからって、ああ、あんまり調子にのるんじゃないわよっ!今日はコレでおしまいっ!///」
レナはそう言うと再びベッドの隣の椅子へと腰掛けた
「…あと最初に言っとくけどっ、浮気とかはぜーーーーーーったいに許さないからねっ!
それとこれからは彩姫とか他の女の子にいやらしい目を向けるのも絶対禁止!英二は私だけを見ていればいいのッ!…わかった!?///」
レナはそう言って、赤くした顔で俺を睨んで頬を膨らませた
その一つ一つの言動が愛らしく愛おしくて
レナにかけたい言葉、伝えたい言葉はまだまだたくさんある
でもその言葉じゃ今の感情をあらわすのにはとてもじゃないけどたりないんだ
「…レナ」
言葉じゃたりないけど…
「…なによ///」
きっと伝えきれないけど…
けど…
俺は精一杯の感情の声を、この言葉にこめてレナに伝えた…
「ありがとう」
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