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「流行りのツンデレ?可愛いよ」
「ツンデレじゃありません。それに僕は、可愛いんじゃなくてかっこいいんです!見て下さいよこの凛々しい顔!」
骸が、キリッとした表情を浮かべるも、僕にはそういう行動を取ってしまう骸が可愛くて仕方ない(自分で凛々しいとか言うのには引くけどね)。
「何やっても骸は可愛いんだから諦めなよ」
「うぅ~~~っ!」
悔しそうに唸っても無駄無駄。
僕が可愛いって言ったら可愛いんだよ。
「認めないと咬み犯すよ?」
「な、なんか違いますよ!?」
「うん、そうだね。今日はトンファープレイにしようか」
僕がそう言うと、骸は沢田並に
「ひぃぃぃ!」
と叫んで、まくし立てるように
「判りました認めます認めますからそれだけは許して下さいぃぃぃぃ!」
と言った。
そこまで拒否しなくてもいいじゃない。
僕は出したトンファーをしまって、書類に向き直る。
骸が安堵のため息を吐いたのには、僕も気付いた。
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