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名門貴族フィアネル家
その日、この家では一人の女の子が誕生した。
しかし、新たな家族の誕生で幸せに包まれた日。
フィアネル家を目の仇にするものが侵入した。
流石は名門貴族、華麗に侵入者を撃退したものの。
その侵入者は、せめてものとばかりに、魔力封印の呪術を産まれたばかりの赤子にかけようとした。
しかしその時、まだ幼く小さなザードが、産まれたばかりの妹を恐怖で震えながならも護るように庇い、呪術をその身に一身に受けた。
その日から、ザードは魔力を全て封印され、魔法というものを一切使えなくなってしまった。
でも、フィアネル家はそんな事を気にすることはない。
ただ強さを求め、それを誇りとする家だから…
8年後…………
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